Online通信コース（サンプル）

所得税の計算方法は、法人と個人では大きく異なります。この違いを、利益に対する課税と見なし利益（控除後の収入）という観点から解説します。以下の税率には住民税は含みません。

1. 利益に対する課税

• 法人: 法人は、事業活動によって得られた収益から、仕入原価や人件費などの経費を差し引いた課税所得に対して、一律の法人税率が課されます（中小企業は15%、大企業や800万円を超える所得には23.2%）。つまり、利益そのものが課税対象となります。
• 個人: 個人事業主の場合、事業所得だけでなく、給与所得、不動産所得など、様々な種類の所得を合算して総合所得を計算し、それに応じた税率が課されます。ただし、事業所得についても、法人と同様に収益から経費を差し引いた金額が課税対象となります。（所得税率は累進課税で5%～45％）

2. 見なし利益（控除後の収入）

• 法人: 法人には、見なし利益という概念はありません。
• 個人: 個人事業主には、青色申告を選択した場合、一定の金額を所得から控除できる制度があります。この控除によって、実際の所得よりも少ない金額が課税所得となるため、見なし利益という表現が使われることがあります。

価格の予測は日々の価格変動と定性・定量の要因を常に収集し、必要に応じて戦略を立て直す必要があります。現時点では、2025年は前半は緩やかな動きで、後半が15%程度の上昇をＭＩＱでは予測しています。従って、前半に沢山の資金を投入するよりも、少しずつ、積立でカタマリを大きくしつつ、後半に上昇の気配を探知した際に纏めて買える余力をキープする戦略が妥当かと考えています。また、2025年はゴールドよりもシルバーの上昇余力が高いとも考えており、保持した資金をゴールドとシルバーに半々に投入するシナリオも有効かと考えます。

レバレッジとは借金のことです。貴金属も株式も借金をして売買する場合は、かなりの金融リテラシーを身に着けてから、それでも最悪の事態が起きても制御できる範囲の少額でやりましょう。原則、レバレッジは使わないことをＭＩＱではお勧めします。一方、本課題でいう「シルバーはゴールドのレバレッジをかけたもの」とは、実際に借金をしなくても、少額の手持ち資金でゴールドよりも大きな利益（と損失）の機会がある、というものです。メリットとしては、レバレッジを使った場合の短所の一つである、一定の期限や価格変動の際に持ち分を精算しなければならない、という縛りが無いことです。価格が下がったら売らなければ良いだけです。中長期的に価格上昇が見込めるゴールドと同じような価格パターンが予想できるシルバーの特性と言えます。ただし、この特性は今後将来ずっとそうなのか？という視点は常に持ちつつ、検証を都度ＭＩＱではしてゆきます。

こうした予測は、たびたび修正されますし、投資銀行によってもかなり幅があるので、細かい違いは気にせず、大局観をつかむようにしましょう。ゴールドの去年の上昇率はドル建てで27%、円建てで41%でした。現在のあらかたの予想はドル建てで2025年の前半は若干上がり、後半により上昇し、年間を通じて去年の半分くらいの15%との予想が多いようです。一方、皆さんにより関心のある円建ての金ですが、MIQとしては短期の円高、中期の円安を予想しており、15%よりも上昇率は上がると見ています。従って、前半にコツコツと積立て、今年の４～5月くらいに状況を再点検して、纏めて買う、という戦略が良いのではと見ています。その間、遊びたい人は銀やプラチナも少額でやってみましょう。

現在は様々な金融の定石（常識）が利かなくなってきました。その一つの例として、金利と株式、債券の関係です。この辺りはセミナーでしっかりと理解しましょう。

今回は金、銀、プラチナと各様の値動きを観察する良いチャンスです。日々、これを観察しながら、自分だったらどの時点で買うか？について、自分事として考える習慣をつけましょう！

3か月ぶりに円建ての金が15,000円を超えました。これはグラム当たりの価格です。1オンスに換算するには、15,000 x 31.1035 = 466,553　です。これをドル建てに直すと、例えばドル円が158円なら、

466,553 / 158 = $2,953　です。あれっ？　変ですね。きょうきんでは$2,689と言ってます。実は円建ての金価格には日本の消費税10％が乗ってるので、1.1で割ってやる必要があります。$2,953 / 1.1 = $2,685で、4ドルの誤差はありますが、だいたい同じ数字になりました。MIQのメンバーの皆さんは1オンス＝ 31.1035 グラムは壁に書いて覚えておきましょう！

円建ての金は過去1年間で３回ほどのレンジ（ボックス圏）のレベル修正が起き、ドル建てゴールドは4回ほど発生しました。同じ金でも円建てとドル建てで異なるのは、金価格にプラスしてドル円の為替要因があるためです。従って、円建てで金を買う場合は、金そのものの価格トレンドとドル円の為替トレンドの両方を押さえておく必要があります。MIQの見立てでは、いずれも半年を超える期間ではアップトレンドと見ており、これは登りのエスカレータだと予測しています。皆さんもこの視点で、相場観を作ってゆきましょう！